転職の仕方

私はもう、転職はしませんが。
(この場合の転職は、会社を辞めて別の会社へ入ること。正確には「転社」)

いままで数多くの転職をし、またいまも管理職として「求人し、採用する側」として、転職についてまとめておこうと思います。

転職の仕方

  1. 転職エージェント
  2. 転職サイト
  3. ハローワーク
  4. コネ

まあ、大きく分けてこの4つでしょうか。

まず、1.転職エージェント。

まず間違いなく、最も無難に、かつ良い転職が可能なのはこれです。誰でも最初に行うべきは、転職エージェントへの登録です。
あなた自身のキャリアと、それを望む企業とのマッチングを、(あなたに対しては)無償で行ってくれるのが転職エージェント。私も当然利用したことがありますし、最も成功した転職はエージェント経由での転職でした。

転職エージェントを利用した転職活動に、デメリットはほぼありません。
強いて言えば2つ。
ひとつめは、メールが大量に届くこと。
がんばって見ましょう・・。勉強にもなります。
年がら年中、求人している会社(離職率が高いのかな?とか。)や、ずっと同じポジションを求人している会社(なかなか良い求職者がいないのかな?要求ハードルが高いのかな?とか)や、業界として求人が増えた業界(景気が良い?最近では、ビッグデータ関連でゲーム業界での求人が目立ちました)とかがわかってきます。

ふたつめは、求職者にとってエージェント利用は無料なのですが、企業にとっては採用コストがかかること。これは実は、あなたにとってもデメリットです。
一般的にエージェント経由での採用の場合、採用した求職者の年俸30%程度が成功報酬として支払われます。(つまり、年俸500万円の社員を採用したら、150万円程度が成功報酬!わぉ、儲かる!!)

これがなにを意味するか?
もしも2人の採用候補がいたとします。あなた(=転職エージェント経由の応募)と、Aさん(=知人の紹介)。
もしもこの二人のスペックや条件が同じ場合、企業はAさんを採用します。なぜなら、Aさんの採用コストは将来発生する人件費のみであるのに対し、あなたには転職エージェントへの成功報酬(年俸の30%程度)が余分に発生するためです。
従って、採用候補のライバル次第では、転職エージェントを利用した転職は不利になります。

しかしながら、このふたつのデメリット、特に後者は考えなくても良いと思います。
転職活動とは、あなたと企業との縁談のようなもの。縁が無ければ、儚くも流れ去ります。しかし縁談は(ある程度)無限に発生し続けます。

なお転職エージェントには、大手と中小があります。
大手はリクルートキャリア等の数社、中小は星の数ほどあります。
まずは大手1~2社に登録し(感覚的に、3社だと大変な印象・・。)、あとはたまに中小の話も聞く(後述)のが良いと思います。
転職エージェントで重要なのは、何と言っても営業力(企業から求人を持ってくる力)です。基本的には営業力が強いのは大手です。

2.転職サイト

転職サイトは、私見ながら3つに分かれます。

①従来型転職サイト、②成果報酬型転職サイト、③indeed

①は、昔ながらの「リクナビNEXT」等ですね。
基本的に有料求人広告を掲載し、求職者を募ります。有料広告が収入源であり、採用の成否はビジネスに無関係です。と言うか、採用できようができなかろうが、応募があろうが無かろうが、広告費用が発生します。よってこれを「求人広告型サイト」と(勝手に)命名します。
まあ、求職者には無関係ですが。

最近では登録しておくと、企業や転職エージェントから「あなたのキャリアに興味があります!」と連絡が来る機能もあります。これは転職サイトが「求職者データベース閲覧システム」として、求人企業や転職エージェントへ販売しているためです。
なので考えようによっては、転職エージェントへ登録するのも、転職サイトで登録するのも同じなのかもしれません。違いはおそらく、転職エージェントへの登録の場合は「そのエージェントが保有する求人案件のみが紹介される」のに対して、転職サイトの場合は「エージェント各社・求人企業からも閲覧され、連絡が来ることがある」という点でしょうか。

ここで出てくるのが、聞いたこともないような(失礼。)中小の転職エージェントです。
中には個人で経営しているようなエージェントもいます。
しかし、決して舐めてはいけません。大手が持っていないような案件を、中小が持っているケースもあり、また業界に特化しているエージェントも多いです。自前で求職者は探せない代わりに大手の求職者DBを活用し、独自コネクションによる求人案件にマッチングする、という流れです。
従って、ご縁があれば良い転職に繋がる可能性もありますが、経験上、長続きしません。(すぐ案件が弾切れします)

よくあるケースとして、転職サイトに登録したら、無名のエージェントから連絡が来た。あなたの経歴にぴったりの案件持ってます、と。(って、みんな言いますがw、たまに本当のときもある)
詳しく話を聞いてみたら、確かにぴったりな案件だったり、ちょっと先方の勘違いだったり。
ぴったりな案件であれば進めば良し。先方の勘違いの場合は、さっさと話を終わらせ、登録情報・レジュメを見返し、必要があれば修正。
せっかくなので「他に良い案件ないですか?」と聞いても、おそらく無駄です。なぜなら大手と異なり、案件数が少ないのです。

転職サイトは、求職者は基本的に無料です。
ただし有料登録の「ビズリーチ」が非常にユニークです。かつて一世を風靡しましたが、最近はどうなんですかね・・。(なんとなく勢いは落ちた気が。)

ところで、「出会い系サイト」を利用したことはありますか?w
実はビズリーチは、まんま出会い系です。
企業やヘッドハンターからのメッセージに対する閲覧・返信は有料会員である必要があります。また有料会員でないと閲覧できない求人案件もあります。(無料会員でも閲覧・返信かのうなメッセージや求人もあり。)
有料であることは求職者にとってはデメリットですが、求人企業から見れば「有料でも登録している=転職モチベーションが高い」と見なし、採用意欲を高めることがメリットでしょうか。

②の「成果報酬型サイト」も一時期流行りました。(最近はどうでしょうか・・。)
「ジョブセンス」が有名ですね。
①の「求人広告型サイト」における求人企業側のデメリットは、何と言っても広告費です。しかも、採用できてもできなくても、応募があっても無くても広告費用は変わりません。
ビジネスっぽく言い換えると、①「求人広告型サイト」は、あらかじめ「投資対効果が見えない」のです。

つまり、①はハイリスクハイリターン(=たくさん採用できればラッキー。でも一人も採用できなければ・・。)、②はローリスクローリターン(=成果に応じた費用のみ支払う)と言えるでしょう。ましてや、昨今の人手不足のご時世なら・・。
ちなみに、ジョブセンスの場合、求職者にも「転職お祝い金」があるようです。

この、あらかじめ「投資対効果が見えない」ことは、昨今のビジネストレンドにおいて大きな欠点です。また逆に、「採用コスト」が可視化されてしまったが故に、③indeedへの流れが生まれたとも言えると思います。

③indeedについて、ご存知でしょうか?
以下、wikiから引用:

Indeed(インディード)は、求人情報専門の検索エンジンである。単独の分野に特化した検索エンジンとしては、垂直検索の一例でもある。求人サイト、新聞などのメディア、各種団体、企業の採用ウェブページなど、数千のウェブサイトを巡回して求人情報を収集している。検索結果は求人情報が実際に投稿されている掲載元へリンクしており、求職者は掲載元で求人情報の詳細を閲覧し、求人への応募も掲載元で行う。また、Indeed 上から直接応募できる求人もある。いずれの場合も Indeedが採用に直接関与することはない。検索結果の表示画面の広告掲載により収益をあげており、求職者は無料で求人情報検索やそれに付随するサービスを利用できる。
2012 年にリクルートの完全子会社となり、株式は未公開である。[3]

つまり、何が言いたいかと言うと、「いつかindeedの時代が来る!(たぶん・・)」ということです。
既存の転職サイト/エージェントに対する、求職者の不満も、求人企業の不満も、indeedは解決します。
求職者は色々なサイトやエージェントを”巡回”する必要がなくなり、(直接/間接問わず)費用を支払うこともなくなる。
求人企業は費用対効果の見えない求人広告をなくすことができ、費用対効果が見える(エージェント経由や、ジョブセンス経由での)採用も低減できる。その代わりに、自社メディアでの求人ページを充実させ、”indeed対策(indeedでより上位表示される施策=SEO)”を施し、indeed経由の求職者を採用することで、採用の効率化が可能となります。
・・・と思いますが、その時代はいつ来るのかは知りませんw

3.ハローワーク

ハロワ経由で入社した同僚を、私は見たことがありません。
またハロワで転職できた人も見たことありません。
社会にとって必要な機能なのかもしれませんが、その必要性を私は感じたことがありません。

なお余談ですが、以前ある会社を辞めるとき、親切な社長が「会社都合退職にしてあげようか?」と言ってくれました。
会社都合と自己都合では、失業保険の給付開始時期が異なります。当然、失業者(=私)にとっては会社都合のほうがメリットがあるのですが、では、企業側のデメリットは?

それは「ハローワークで求人できなくなること」だそうです。
多くの会社では、それはデメリットではないため(そもそも、そんな気は更々無い)、当てはまりそうな企業を退職予定の方は、一度確認してみたら良いかもしれませんね。

4.コネ

コネがある人は、コネを使うべきと思います。
ただ、「いろいろ面倒なこと」を好まない人は避けたほうが良いのかもしれませんね。
私はコネも無く、コネ入社もしたことがないのでわかりません。

会社(員)を辞める前に、やっておくべきこと。会社(員)を辞めると困ること

会社員を辞めると、いろいろ困る

収入

会社員は(特に深く考えなくても)勝手に給料が貰えます。
でも会社員を辞めると、そうも行かなくなる。
まあ、それは最優先でなんとかしなくてはいけない事柄。

社会保険

会社員は、良くも悪くも「天引き」。
また「会社員特典」もある。健康保険とか。
これを自前で手続きしたり、賄ったりするのはけっこう大変。

いまは年末年始なので年末調整が終わったばかりなので良いですが、確定申告とか考えると鬱になります・・。勉強しなくては。

社会的信用

住宅ローンとか、賃貸契約の審査。
昔、マンションを購入した時は、「東証一部上場企業」の社員だったので、住宅ローンの審査が有利だったと思います。(そうじゃないときに住宅ローンの審査を受けてないので、真相は不明ですが。)
また以前、借り上げ社宅(=契約名義は会社)だったのを、会社を辞めるために自分名義に変更する際もちょっと大変でした。その際はまだ次の転職先が決まっていなかったので、通帳のコピーの提出(要するに、残高の確認)を要求されました。
「信用」なんて、目に見えないモノだと思っていましたが、意外とカタチにできるものなんだな、と思いました・・。

パソコン

普通、PCは会社から貸与されるものと思います。
なので業務以外のこと(転職活動も含む。)をしようと思うと、私物のPCが必要です。
いまどきはスマホでだいたいの用事は済みますが、やはりPCが必要。履歴書書いたり、ブログ書いたり・・。

また、PC本体以外にも、意外な盲点が。
それはOfficeソフト(WordやExcel)と、プリンタ。
普段会社で仕事をしていると必要不可欠で、在って当然なWordやExcel。これが無いと困る人もいると思います。
最近ではGoogleのオンラインアプリが無料で使え、通常の用途であればほぼ不足はないですが、慣れが必要なのと、Microsoft製品とは厳密な互換性がないので、Officeを買ってしまうのも解決策の一つです。(オンラインで月額1,000円ぐらいですし。)

またプリンタですが、ふだん会社で働いているとごく自然に使っているプリンターやコピーやスキャナーも、会社を辞めると使えません。
でもこれは近所にコンビニがあれば解決です。Webへファイルをアップロードし、店頭で印刷でき、ほぼ不自由ないです。(近所にコンビニがあれば、の話ですが。)

その他

私には当てはまりませんが、ほかに有り得るのは、「家族やご近所の目」とか、クレジットカードの審査とか?